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今回は私達の植毛ツアーで大好評の自毛植毛のスーパードクターこと、フラッド先生に日本の植毛ブログでは絶対書かれていない『ぶっちゃけた質問』をしてみました。

FUT法とFUE法の植毛技術の比較から始まり、人種による植毛の違いなどについても聞いてみましたのでご覧ください。

なお、フラッド先生へのインタビューの続編(よくある質問編)はこちらをご覧ください。

採取可能な株数(毛根の数)でFUT法とFUE法を比較するのはナンセンス


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自毛植毛応援隊

早速質問に進ませていただきます。

少し技術的な話になるかと思いますが、よろしくお願いします!

なぜトルコではFUT法(頭皮をメスで切除して一気に毛根を採取する方法)がほとんど行われず、FUE法(1株ずつ毛根をくり抜く方法)が主流なのでしょうか?

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フラッド先生

大丈夫です。何でも聞いてください!

おっしゃる通り、植毛手術には皮膚を摘出する「FUT法」と毛根を摘出する「FUE法」の2つの技術ががあります。

1つ目のFUT法は古い技術で、2つ目のFUE法は現在世界的に主流になっている新しい技術です。

というのは、FUE法はFUT法のように皮膚を切り取る必要がないため、傷跡がほとんど目立たない上に身体への負担が少ないからです

【参考記事:FUT法とFUE法の詳細について】
自毛植毛FUTとFUE、DHI法の違いを「世界一分かりやすく」徹底解説してみた

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確かに、傷跡の心配をする必要がなく社会復帰までの期間が短い方が治療を受けやすいですよね。

植毛技術は日々進化してるんですね💡

ところで、先生はFUE法で生涯で採取できる最大の株数(毛根の数)についてどう考えていらっしゃいますか?

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フラッド先生

FUE法で採取できる株数(毛根の数)は、移植する毛根のドナーである患者様の後頭部の状況によって変わってきます。

しかし、後頭部の毛が沢山あるからといって無尽蔵に移植できるというわけではなく、1度の手術で移植できる最高株数は4,000~4,500株までです。

というのは、後頭部から採取した毛根の体外での生存時間が限られているため、手術時間に制限があるからです

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まさに毛根も鮮度が命なのですね💡

日本では、FUE法の場合、患者さんが一生のうちで採取できる最大の株数(毛根の数)は4,500株と言われています。

一方で、FUT法の場合は、FUE法よりも多い最大6,000株採取できると言われています。

おそらく、FUT法は後頭部の皮膚を一部切り取るため毛根の採取がしやすいからだと思われますが、FUT法の方がより多くの株数を採取できるという点について先生はどうお考えでしょうか?

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フラッド先生

採取できる毛根の数は、植毛技術というよりもむしろ患者様のドナーである後頭部の状況によって変わります。

例えば、後頭部の毛が多い患者様でFUE法の植毛手術を3回受けた患者様がいます。

この方の場合は1回目の手術でで4,000株、2回目の手術で6,000株を超えています。

となるとFUT法の方がより多くの株数を採取できたとしても、傷跡がほとんど目立たないFUE法がベストな選択肢だったということになりませんか?

このように、植毛可能な株数というのは、FUE法とFUT法のどちらの植毛技術を選ぶかというよりも、患者様のドナー部分である後頭部の毛量によって変わってくるのです。

なので、FUT法の方がFUE法よりも多い株数を採取できるから優れているとは単純には言い切れないのです。

また、FUT法には後頭部に大きな傷が残るため、事故に合われたかのように見えてしまう致命的なデメリットもあります

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大きな傷跡が残るのは嫌だなぁ💦

今後日本でも自毛植毛が一般的になった際に、後ろから見たら傷跡で植毛手術を受けたのがバレてしまいますし。

人種によって採取できる株数は異なる


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ちなみに、私達アジア人と欧米人とで採取できる株数(毛根の数)は違うものですか?

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フラッド先生

はい。採取できる株数は人種によってかなり変わります。

例えば、黒人やラテン系の患者様の皮膚は少し硬いため、FUE法で毛根を採取する際に頭皮にダメージを与えてしまう確率が高くなります。

なので、ゆっくりと慎重に毛根を採取しなければならず、毛根の採取に時間が掛かってしまいます。

となると先程お話しした通り、毛根は鮮度が大切で手術時間に制限があるため、1回の手術での植毛本数はアジア人や白人に比べて少なくなってしまうのです。

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なるほど。勉強になります!

トルコが「植毛先進国」と呼ばれる理由は『手術件数の多さ』からくる『職人技』にある


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最後に、先生から日本の植毛を考えている人に向けてメッセージをお願いします!

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フラッド先生

植毛手術自体は私から見れば簡単なことです。

ですので、まずは健康第一を心掛けていただきたいです。

トルコが「植毛先進国」だと言われる理由は、手術件数が多いためです。

自毛植毛分野は『手術の回数』、すなわち『経験』がモノをいう『職人技の世界』なので、植毛の手術件数が多い国は、それだけ熟練された高い植毛技術を持った医師が多くなります

もちろん、トルコには医師としての学歴が高いドクターや「国際毛髪外科学会」の認定医が多いというのもありますが、これにプラスして熟練された丁寧な手術を行うという点でトルコの病院が選ばれています。

熟練された高い植毛技術と「国際毛髪外科学会」での最先端の技術の習得により、患者様のご希望を的確に反映した手術を行うとともに、手術結果や経過を予測することができるのです。

ですので、ご安心してお任せください。

まずは健康第一で。

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自毛植毛応援隊

健康は大切ですよね!

頭髪も家族も仕事も健康あってのものですからね💡

本日はインタビューありがとうございました。

またよろしくお願いします!

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フラッド先生

こちらこそ。楽しかったです。

自毛植毛に興味や不安のあるあなたは、まずはお気軽にご相談を!


フラッド先生へのインタビューはいかがでしたでしょうか?

私的には、植毛手術は『手術の回数』がモノをいう『職人技の世界』という部分が凄く印象的でした💡

となると、「なんとなく安心・安全」だと思い込んで、自毛植毛がまだ盛んではない日本国内での手術にこだわってしまうことには、リスクがあることがお分かりいただけたかと思います

しかし、個別具体的な状況や悩みについてはこの記事では触れられないため、少しでも不安や疑問を持たれたあなたは👇の公式LINEからご相談ください。

あなたの不安や疑問が少しでも払拭されることを願っています。

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