2023/9/29~ Tさんセブ島 インターンシップ体験記
このインターンシップに参加した理由は何ですか?(決め手などあれば教えてください)
エンジニアとして実際の業務に携わりたかったからというのが一番の理由です。
インターン参加前から個人的にプログラミングを学習していました。学習を進めていくうちに、IT技術を用いた職に就きたいと思うようになり、企業でOJTとして経験をつむという選択に至りました。インターン先を決める上で、IT企業という括りの中でも下流の工程を早いうちに経験しておきたいと考え、システム開発をするHIIを選びました。
また、ビジネスで使える英語をレベルアップさせたかったというのも理由の一つです。
大学在学中の語学留学を通して得た英語力をさらにステップアップさせたいと思い、英語で行われるビジネスの環境に身を置こうと考えました。個人的に学習していたプログラミングに加え、留学中のカナダの大学でコンピューターサイエンスを専攻していたため、英語とITを軸に経験を積もうと思うようになりました。
将来的に日本語以外を使用した環境でも活躍できる人材になりたいと考え、今回のインターンに参加しました。
実際に担当した業務内容を教えてください。
①フィリピン側エンジニアと日本側ディレクターのコミュニケーションサポート(翻訳業務)
日本で運営されるクリニックのウェブサイト運用の上流の下流の工程を繋ぐ役割を担いました。日本側からのウェブサイト改築の依頼内容をフィリピン側のエンジニアに伝えるための翻訳業務をしました。業務に備え、ウェブサイトのフロントエンドの知識や仕様変更依頼から本番環境へのデプロイまでのプロセスを把握しておく必要がありました。事前の準備やフィリピン側マネージャーからのフィードバックを通してサイト設計の知識やプロジェクト進行の流れを知ることができました。
②WordPress,PHP,MySQLを使用したウェブ制作のOJTプログラム
メンターからのタスクという形でウェブサイト構築をゼロから行うプログラムでした。会社から提供されたUdemyの動画を参考にし、わからないところをメンターや周りの人に質問しながら進めていきました。環境構築や開発ツールの設定などをメンターに聞きながらスムーズに開発をスタートできたのが良かったです。
このインターンシップを通じて勉強になったことは何ですか?
①ウェブサイト構築の基礎を学んだ
特にHTML,CSS,JavaScriptだけでなく、PHPとMySQLを用いた構築を経験できたので、より実務に近い形で学べたのが良かったと思います。
②IT開発や運用に関するプロジェクト進行の一連の流れを知った
ブリッジエンジニアとして関わることでプロジェクトがどのように進行していくのかを知ることができました。また、下流工程の業務の一部をオフィスメンバーとともに行うことで要件に基づいた下流の工程の進め方を経験しました。
③ウェブ開発をするうえでの自分で学習を進める方法を身に着けた
コーディングに関しては、ある程度自走できる力が必要だと感じています。インターンを通してドキュメントの読み方やしたいことを自力で実現させるためのググり方などを開発経験の長い先輩に教えてもらうことができました。
④英語でわからないことや聞きたいことを表現する力がついた
インターン前に留学経験があり、英語での日常会話でのコミュニケーションは可能でしたが、英語で技術的な内容について話すのは少し不安でした。
実際インターンを通して感じたこととしては70%ぐらいのクオリティの英語でも言いたいことは通じるということです。システムなどの大まかな動作は英語で教えてもらい、技術の詳細や根本的な仕組みを知りたいと思った時は日本語で検索をかけて自己解決をしていました。オフィスメンバーはほとんどの人が英語を話せたため、コミュニケーションに困ることはありませんでした。フィリピン人同士の会話はビサヤ語でしたが、日本人の社長とのミーティングは英語を使っていたため英語に慣れているように感じました。とはいえ、フィリピン人の話す英語も母国語ほど流暢ではないので相手の英語についていけないというほどではありませんでした。
逆に反省点や、このようにしてほしかったという要望はありますか?
①インターン開始前に事前学習をしておけばよかった。
実際の業務に関わる時間よりOJTプログラムで学習をしている時間の方が長かったため、このように思いました。事前に様々な技術に広く触れていたらすんなりと知識を吸収できたのではないかと感じました。
②わからないことをもっとガンガン周りに聞けばよかった。
振り返ってみると、自己解決しようと自力で奮闘する時間が長かったと思いました。そのため聞けばすぐ解決する問題でも一人で方法を模索し続けたことで2,3日ほど足踏みをする、ということがしばしばありました。
③個別のIT技術以外の質問も周りにすればよかった。
インターンでは実務とは別のOJTプログラムに割く時間が大きく、OJTプログラムの進捗に関しては割と放任されていました。そのため基本一人で進めながら質問があったら周りに聞く、という形で進めていました。この進め方は自分には合っていましたが、自発的に周りと関わろうとしなかったり自分がインターンを通して身に着けたいことが曖昧だと空虚な時間を過ごすことになりそうとも感じました。実際私も、ウェブサイトの構築をしている時に何をすべきか、どう進めるべきかがわからなくなり手が止まってしまうことが度々ありました。その時に何から手を付けるべきか、どう進めると良いかという点についても質問すればよかったと思いました。
セブ島で過ごした際に楽しかったこと(仕事でも仕事外でも)は何ですか?
会社主催でのイベント(ハロウィン・クリスマスなど)が印象に残っています。私が感じた限りではフィリピン人はとてもイベント好きで、各季節のイベント前には周到な準備をしていました。私がインターンをしていたのは10月から12月で、ちょうどハロウィンとクリスマスの時期でした。特にクリスマスは11月からクリスマスの装いがあちこちに見られ、オフィス内もかなり手の凝った飾り付けがされていたのが印象的でした。飾り付けはオフィスにいる人みんなで作っていて、イベント事を大事にする文化なのかなと感じました。
インターン中に私をよく気にかけてくれていた方には業務時間外でもよくお世話になりました。休日には教会やビーチに連れて行ってもらいました。また、週末の夜には他のオフィスメンバーも一緒にITパーク内ナイトマーケットにご飯兼飲みによく行っていました。
オフィスにいる人はフレンドリーな人が多く、英語もほとんどの人が話せるためとてもコミュニケーションが取りやすい環境でした。また、業務時間内でもイベントや小休憩などが頻繁にあり、業務以外の雑談もたくさん出来ました。
最後にメッセージなどあれば自由にご記入ください!
3カ月という短い間でしたがオフィスで色々な経験をさせてもらい、自分の進みたい方向ややるべきことが見えた気がします。インターン前にぼんやり考えていたことも実際現場を体験することでよりクリアになったと感じています。
良い経験をさせていただきありがとうございました!